法人口座について

法人口座は開設することによって各種の恩恵を受けることができます。しかし反面、注意するべき点もいくつかあります。ここではそんな法人口座の概要やメリット、デメリットについて紹介していきます。これを読んで法人口座について知ってみてください。

作ってみよう!法人口座の概要

法人口座とは文字通り銀行を始めとした金融機関の口座の名義人が企業になっている物を指します。法人口座の開設には、取引先の企業や社会的信用性のアップを始めとした、様々なメリットを得られるのが特徴です。…

役に立つ!法人口座のメリット

事業を行う際には金銭のやり取りが多くなります。もしも、この取引を代表者名義の口座を使って管理する場合、私的資産と法人の資産とが混同してしまう可能性があります。他にも、出張費や消耗品費など細かい出費…

法人口座のデメリットに注意しよう!

一口に法人口座の開設と言っても、利用する銀行によって特徴が大きく異なるため、メリットだけでなくデメリットについても理解しておかなくてはいけません。いくつかある銀行の中でも、法人口座の開設で多く利用…

法人口座の種類

法人口座には使用目的ごとに、実に色々な種類が用意されています。ここでは普通預金と定期預金、当座預金の三種類について書いていきます。それぞれ特徴や開設に必要な事柄などが異なるので、自分に最適なものを選んでください。

普通預金を開設しよう!

法人口座を開設する場合、必要となる書類の多くは、法人であることを証明するためのものです。主なものと言えば、履歴事項全部証明書、会社実印、印鑑証明書などが挙げられます。すぐには用意出来ないものもある…

定期預金とは何?

新規事業を起ちあげるとそれに伴い必要なことが様々あります。その1つに法人口座というものがありますが、これは会社が取引をするために金融機関で会社の口座を開設し所有することを意味しています。法人口座を…

当座預金を活用しよう!

当座預金なら小切手と手形を使える

法人として決済を行う際には、個別に請求書払いをしなければならずに面倒だと感じた経験が多いはずです。当座預金口座を開設していれば、小切手や手形による決済を行えます。請求書払いとの大きな違いは、多額の現金を持ち歩かずに銀行が代金支払いを証明してくれる点です。多額の現金を持ち歩くこと無く小切手による支払いを行えば、取引先がすぐに銀行へ持ち込むだけで現金化できるというメリットがあります。一方、約束手形という形で振り出せば、指定期日にならないと当座預金から払い出しされることが無いので預金残高の管理がしやすいです。普通預金とは異なり当座預金は決済手段として法人間取引で使われることが多く、普通預金とは異なる使い方です。

当座預金に預け入れしている金額は全額保護される

法人口座を作る際に当座預金口座を準備する理由は、銀行法に定められた預金保険機構による預金保護が関係します。民間の銀行では普通預金は1,000万円を超える部分の預金に対しては、銀行が破綻した際に預け入れ額の払い戻し保障がありません。普通預金では1,000万円までしか保護されないからこそ、法人口座として当座預金を作っておくメリットがあります。なぜなら、当座預金は利息が付かない代わりに預金額の全額が保護対象となるからです。実際にかつて破綻した銀行が存在するからこそ、法人口座として定期預金以外に決済へ使う可能性が高い資金については、当座預金へ預け入れしておく方法なら安全性を高めることができます。超低金利時代だからこそ、普通預金よりも預金保険機構の全額対象となる当座預金への預け入れにアドバンテージがあるわけです。